春雨にはじまる。

◎にほんの楽校第一回『暦のあるにほんの暮らし』に参加くださった方々、ありがとうございました。

◎春雨の降りしきるなか、にほんの楽校ははじまりました。講師は和の暮らしを提案する高月美樹さん。にほんの暦の歴史の概観から、農村の暦と都市の暦、季節と暦から二十四節気、はては月待講まで。一見飛び飛びの話題のようでしっかり暦で結ばれています。楽客のなかから神奈川でいまも続く講の話題提供も。世代もジェンダーも入り乱れての暦談義に。「談義」というあやしげなコミュニケーションもこれからのキーワードのひとつかもしれません。

◎まだはじめての開講で、どのような空間をつくるかも白紙からはじめて色々あちらへ飛んだり、思わず口を挟んだり、熱中したり、ぼんやりあたりを眺めたり。そんなこんなの一日でしたが、それでも楽主、楽客が笑顔で帰ったことがなにより。いたらなかった点は多々ありますが、ご容赦ください。寺子屋のようにゆっくりと育ててまいります。

◎人と人のあいだに何かが芽生えるにはやはり場所がかかせません。お座敷というつかず離れずの間をつくる空間にあらためて注目。そこにある白紙の空間に座ると、人と人のあいだに何かが生まれます。お座敷はあらかじめ何かが決められている空間ではありません。ゆらぐ席に乗って人が遊ぶ空間。お座敷では主客がふいに入れ替わったり、ジェンダーまで入れ替わったり、いろいろ。にほんの暮らしのなかにあたりまえのようにあるそんな空間にもっと注目してもよいかも。

◎和Cafe & ぎゃらりー伊砂さんには、本来の役分をこえて多大なるお手伝いをいただきました。どうもありがとう。そして春雨のなか、まだ得体の知れぬにほんの楽校に足を運んでくださったみなさん、どうもありがとう。感謝感謝のあめあられ。

◎さて、次回は『平安の色に、にほんを読む。』(仮題)を予定。内容にどんな趣向を重ねるか。色々と練っているところでございまする。縄文時代の漆から飛鳥時代の大陸からやってきた色、その色の世界が約四百年の平安時代ににほんの色として花開きます。わたしたちは普段あまり意識していませんが、そのころに結晶したにほんの色の感性は、いまもわたしたちの暮らしのそこかしこにひそんでいます。そんなにほんの色の秘密に少し遊んでみます。講師は永田泰弘さん。色材にはじまり、世界を色で読み解く方です。ご期待あれ。

暦のあるにほんの暮らし

いよいよ開講。

◎いよいよにほんの楽校の開講。開講一番は高月さんの『暦のあるにほんの暮らし』。開講のころから春雨となりそうな気配ではありますが、それもまたよし。しっとりとしたはじまりということで。

◎ここまでもたくさんの方々にご尽力いただき、ただ感謝。いよいよはじまります。

 

旧正月、楽校創立記念日。

◎今日は旧暦の正月。サイト、チラシ、チケットの三点セットをなんとかこの日に間に合わせようと思っていた。別段この日でなければいけない理由などないのだが、この日はにほんの楽校をお披露目したかった。乙未元旦をこの楽校の創立記念日といたします。

ひらけ、ごま。

◎昨日、サイトをオープン。最低限の内容からのスタートだけれど、ま、とりあえずは。チラシとチケットをデザインする。チラシはA6版4Pのフリーペーパーとする。楽校の開講にあわせて発行。なかにチケットを忍ばせられるようになっている。

◎あれやこれやと考えたり手を動かしたりしていると、ついどこかに一人歩きしていってしまう。伝えること、届けることは存外難しい。

散楽の遊び

◎にほんの楽校は、とにかくにほんを楽しむことにする。楽しむことで様々な縁が結ばれる。こんなわけで、にほんの楽校にはさまざまな「楽」が散りばめられている。ざっとこんな具合。

◎楽校(がっこう、学校)
◎楽講(がっこう、講座)
◎楽主(らくしゅ、講師)
◎楽客(らっきゃく、お客様)
◎楽世(らくせい、世話人)
◎楽長(がくちょう、世話人代表)
◎楽士(がくし、企画・プロデュース)
◎楽賃(らくちん、お代)
◎楽席(らくせき、講師を囲む会)
◎楽林(がくりん、講座の編集局)
◎楽務(がくむ、学校の事務局)

◎散楽は、にほんの芸能のはじまりのひとつ。素朴でありながら、そこにカミと人が饗宴していた。能が結構するころには、役者はカミと人のエージェントとなり、客をもてなした。カミでありながらカミでない、人でありながら人でない。カミでありながら人であり、人でありながらカミである。そんな《間》を能はもたらした。それがにほんだった。

◎そういえば自分は申年だったっけ。

開講準備中

◎はじめに《にほんの楽校》を着想してから3ヶ月あまり。少しずつかたちが見えてくる。あまりにぼやけてしまった《にほん》を、水を掬うようにあらわにしてみたい。きょうは日がなサイトの構築作業。